この会話の登場人物

よもぎ

35歳・女性・広告代理店の営業職として働く正社員・好きな食べ物はツナ

hikaru

36歳・男性・3社経営代表の異端児・趣味は海外旅行

解説用の会話です。実際の相談やお客様の体験談ではありません。構成例・撮影例は編集部の提案です。

化粧品のUGC風動画は、使用場面の再現として設計する

よもぎ

本物のお客様のように話すと、化粧品も伝わりやすいですか?

hikaru

身近な使い方を見せるのは有効だけど、キャストを実際の購入者に見せないようにしよう。UGC風は企業が作る広告の表現だね。想定する使用場面の再現と分かる形で、商品をどう扱うかを具体的に見せたい。

よもぎ

何を主題にすれば、架空の体験談になりませんか?

hikaru

容器から出す量、伸ばし方、テクスチャ、使う順番など、確認できる事実から考えよう。「長年使って変わった」のような経験は作らないでね。感想を使う場合も、本人が実際に確かめた内容と広告の関係を確認するんだ。

質感は撮影条件をそろえ、使用感と効能を区別する

よもぎ

光を強く当てて、肌がきれいに見える演出はできますか?

hikaru

撮影の明るさは整えられるけど、使用によって肌が変わったと感じさせる見せ方には注意したいね。質感を見せる部分は、色や伸び方を加工で変えないようにする。光や補正で作った差を商品の作用として示さないことだよ。

よもぎ

使用感なら、自由に表現してよいのでしょうか?

hikaru

自由という意味ではないよ。事実に反しないことと、その製品で説明できる内容かの確認が必要だね。効能の表現は製品区分や該当する範囲に沿って確認する。医薬部外品の説明を一般の化粧品へそのまま移さないようにしよう。

効能の確認と広告の明示を、別々に行う

よもぎ

広告と表示すれば、少し強い効能の言い方も使えますか?

hikaru

広告の明示は、効能表現を認めるものではないよ。薬機法に関わる表現確認と、誰の広告か分かる表示は別々に必要なんだ。商品担当者に、台詞、字幕、映像全体で何を示しているか確認してもらおう。

よもぎ

短い感想の後に、個人の感想ですと入れれば大丈夫ですか?

hikaru

その一言で内容を正当化できるわけではないよ。医薬品等の虚偽・誇大な広告の禁止は、明示だけでなく暗示も対象として説明されている。感想の形でも、映像や字幕で何を約束しているかを確認したいね。

制作相談には、商品資料と表現の確認担当をそろえる

よもぎ

自然な動画にしたいのですが、表示で雰囲気が壊れませんか?

hikaru

広告だと分かる表示を前提に、自然な操作や説明を作ればいいよ。消費者庁は動画全体を通じて広告と明瞭になる工夫を説明している。冒頭だけの小さな表示に頼らず、途中から見ても関係が分かるか確認しよう。

よもぎ

ショート動画屋さんには、薬機法の表現も全部任せられますか?

hikaru

制作の相談はできるけど、商品の区分や個別表現の確認は商品側の責任者と進めよう。ショート動画屋さんへ、商品資料、使い方、使用できる表現、避ける表現を共有するんだ。確認手順を決めてから撮影へ進みたいね。